ローンを上手に使いこなすためには、その借りた場合どのように返済をして、利息を含めた総額いくらを支払うことになるかということをきちんと事前に計算しておくことが重要なテクニックです。
借りる前にしっかりと計画を立てる
先に悪い例を挙げれば、ローンを借りすぎてしまって自分の収入では定められた返済額を毎月支払うことができなくなってしまう、いわゆる多重債務の状態です。
ローンが長期になればなるほど、返済をしている期間内になんらかのトラブルが起きてしまって予定通りに事が進まなくなってしまう可能性が高くなってきます。
ローン期間中に不幸にして定職を失ってしまったり、あるいは大きな病気をしてしまったりしたときに、返済がままならなくなり新たに借金をすることで気づけば返済が不可能な状態になってしまったりします。
不測の事態までもは人の力で予測できるものではありませんが、それでも何らかのトラブルがあったときに早めの対処ができるよう、ローンを組むときには自分の収入状態とそのうりの何割が返済に当てられることになるかということをいつも把握できるようにしておくことが大切です。
計算方法によって支払額が大きく変わることも
ローンの難しい点は、同じ金額を借入したとしてもその計算方法によっては支払う総額がかなり変わってくるということです。
最も一般的な返済方法は、毎月払いで決められた金額を支払うというものです。
毎月払いにも、「元利均等返済方式」と「元金均等返済方式」の二種類があり、そのどちらを最初に選ぶかによって毎月の返済金額が変わってきます。
元利均等返済の場合、毎月支払う金額は回数に応じて一定となり、端数を初回支払い時にまとめることで支払いが行われていきます。
一方元金均等返済の場合には、毎月の支払いには一定金額に定めた元本金額にそれぞれ利息分をかけたものを合わせていくので、長期支払いをしているうちにわずかながら金額は下がっていくようになるという特徴があります。
支払い回数にもよりますが、ほとんどのローンで採用されているのは最初の元利均等返済方式で、毎月の支払金額が同じであるため、家計に占める割合を計算しやすいという利便性が好まれています。
またローンにはボーナス返済や、繰上げローン返済といった、特定の時期にまとめて返済をすることで支払い期間を短くし、支払う金利を低くすることができるプランもあります。
どのような返済方法をとるにしても、基本的にはできるだけ短期間に、多くの金額を返済するようにすることが支払い総額を低くするための一番の方法となります。
参考サイト:ローン計算