家を建てる時や購入をする時、頭金は現金で払い、残りの分は住宅ローンを組む場合が一般的です。
住宅購入には通常3,000万~5,000万ほどかかります。
また増改築やリフォーム、土地だけを購入する時にもローンは利用できます。
3種類に分かれているので、それぞれどのような特徴があるのかをよく知る事、それから自分に合っている物を選びましょう。
地域密着型の民間融資とは
民間融資は、銀行などから借りる事を言います。
よく新聞の折り込みチラシやインターネットの広告などで見かけるもので、多くの人が活用しています。
キャンペーンも行っているので、期間限定で店頭金利よりも安くなるという事も少なくありません。
ただ、銀行は給与口座にしておく事や、現金を口座にどれだけ入れておく必要があるかなど決められた条件があるので調べておく必要があります。
銀行によって繰り上げ返済をする時の手数料が違うので、繰上げ返済をしたい人は手数料をチェックしておきましょう。
みずほ銀行や三菱東京UFJ銀行など大手の銀行から、地域に密着した銀行まで多数取り扱いがあります。
自治体が行う公的融資とは
地方自治体が住宅に関する融資を行っている場合があります。
ただこれは自治体によって内容が違う場合があるので、自分が住んでいる地域ではどのように設定されているかをよく調べておくことが重要です。
また財形貯蓄を勤務先で行っている人は、財形融資を利用できる事もあります。
融資を分担して行う協調融資とは
住宅金融支援機構と民間の金融機関(銀行など)が提携して行っている融資の事です。
あらかじめ期間や金利を取り決めておき、その後で分担して融資を行っています。
分かりやすく説明をすると、取りまとめる側と資金を調達する側で分かれて行うということです。
長期返済をする予定の人などは、こちらのタイプを利用するのも賢い選択と言えます。
しかしどのような住宅にでも適用できる物ではなく、耐震性・耐久性などの条件を満たしていなければいけない場合もあり、注意が必要です。
有名なフラット35はこのタイプとなります。
借り入れ時に、返済終了時までの金利と返済金額が確定しているため、将来の計画が立てやすいというメリットがあります。さらに銀行、信用金庫、保険会社といった、幅広い窓口を通して申請できるのも特徴です。
【引用】ローコストの注文住宅ならポラテック
ローコストの注文住宅であっても最低1,000万円の費用がかかるためローンを利用するという人は多いでしょう。
このように住宅ローンは、特徴・サービス・条件など、それぞれ異なるため注意しましょう。
また、今借りている住宅よりも良い条件で見つかった場合は「借り換え」、新しく家を買う時には「住み替え」、家を立て直したりリフォームをする時はそれぞれ「建て替え」「リフォーム」と言った目的別のローンもより細かく設定されています。
目的や必要としている金額によってうまく使い分けるのがポイントです。
ただ金融機関によって取り扱う商品が違うので、しっかりと調べてから申し込みをするようにしましょう。
固定金利と変動金利にも分かれているので、初めて借入をした時の金利が低金利かどうか、返済計画もたててからどちらのタイプを選ぶか考えるのも重要です。