もしも身に覚えのない請求書が来たら

驚く女性

もしも身に覚えのない請求書が来たら

身に覚えのない支払いはしない事!

ローン返済中には、毎月何らかの形で請求書が手元に届きます。
ですが他にもいくつか支払いをしなくてはいけない状況におかれていると、時々見に覚えのない請求書が届いてきても「そうだったかな?」とあまりよく考えずに支払いをしてしまうようなこともあるかもしれません。

しかしそのような自分で使ったわけではない請求書が届いたときには、決して支払いをしてはいけません。

最近はネットを通じた架空請求が事件となることが多くありますが、未だに古典的な手口である郵送式の請求書の送付もしばしばなされています。

どのような方法であっても、全く自分に見に覚えがないならその部分の支払いは断固として断りましょう。

架空請求を行うのは、ほとんどの場合が闇金融や振り込め詐欺(なりすまし詐欺)の犯罪集団です。

それらの組織はどこかからかローンを抱えている人やその家族構成の名簿を手に入れており、その内容から怪しまれにくい方法で請求書を送りつけてくるという手を使います。

中には巧妙に弁護士や行政機関からを装って送ってくるケースもあります。
通常は無視を決め込んでいればそれ以上突っ込まれることもない無害なものですが、中には本当に裁判所を利用した悪質なものもあるので、もし突然にそうした行政機関などから請求書が送られてきたらその真偽を確かめるためにも消費者センターなどに連絡をしておくようにしましょう。

大抵怪しげな業者というのは地域を限定して集中的に送付を行うものなので、そうした信頼できる救済機関に連絡をすると、似たようなメール・手紙が届いていることがわかります。

無視して良い通知文章、無視してはいけない通知文章

無視をしてよい通知文書としては、

・宛名(あなたの名前や住所)がはっきり書かれていないもの→無作為に送っています。
・メールのみで請求をされるもの→正式な請求書なら内容証明などによって送られるはずです。
・電話や口頭だけで請求をされるもの

などがあります。

反対に無視をしていてはいけない文書としては、

・支払督促
・少額訴訟
・裁判所からの訴状

などがあります。
普通郵便として届くものは上記のような正式の書面のように見えても偽物なので放っておいてかまいませんが、内容証明郵便などを使って送られてきた場合には法律に詳しい組織が意図的にその制度を利用して架空請求を行っていることもあります。

しつこく請求を受けることがあっても、自分には全く見に覚えのない請求内容なら、絶対にこちらから連絡を返してはいけません。