教育ローンの種類

必要な教育を受けるためにはお金が必要となる場合があります。
例えば、進学や受験や留学などです。
進学で必要となる金額は国立や公立、私立で異なりますが、最低でも100万円は必要だと言われています。
そのような時に、お金を借りる事が出来るものを教育ローンと呼び、大きくは3種類に分ける事が出来ます。

公的な機関が行う場合

国が貸し出すもので、民間よりも金利が低く設定されています。
ただ親の所得や、子どもの数によって借りられる人と借りられない人が出てくるので注意が必要です。
連帯保証人や保証料が必要となることも知っておきましょう。

受験や入学だけでなく、修学旅行の費用や教科書・教材費にも使えます。
固定金利なので、初めて利用した時の金利が完済するまで適用されますが、返済期間も15年以内と長くなっているので、無理せず完済する事も可能です。

民間の機関で行う場合

銀行やノンバンクなどが扱っているものの事です。
基本的にローンなので担保が必要ですが、無担保でも可能な場合があります。
ただ金利と融資限度額の面から考えると、担保がある方が低金利で融資も沢山してもらえます。

金利は固定と変動の2タイプありますが、保護者の収入によっては借入限度額が低く設定されてしまう事もあります。
公的な物に比べると金利は高めになりますが、審査も比較的早く、急にお金が必要となった時でもすぐに対応してもらえます。
みずほ銀行や、大阪信用金庫など信用金庫でも取扱いがあるので、金利等で比較する事も可能です。

大学が提携している場合

大学が銀行などの民間の金融機関と提携している物です。
制度自体は大学によっても違いますが、他の金融機関の借り入れよりも多少金利が低く設定されている事も少なくありません。

大学によって提携している金融機関が違うので、まずは提携機関を調べるようにしましょう。
また1社だけでなく、複数の場合もあるので、ご自身で選ぶ事が可能です。
例えば慶應義塾大学であれば、「慶應義塾大学教育ローン制度」と言うのがあり、これを利用している学生も沢山います。

教育ローンは幼稚園から大学院までの費用を借りる事が出来ます。
基本的には親(保護者)の名義で借入をする事になるので、返済も保護者となります。
場合によっては本人(学生)が名義人となり借りることも可能です。
教育に関する費用であれば、学校関係だけでなく塾などの費用も教育ローンで支払うことが出来ます。

ですが、ピアノやスイミングなどのおけいこ事や、保育園などは対象外です。
ただ借りすぎると返済が大変になってしまうので、融資限度額は高額に設定されていたとしても、借入をする時は最小限にしておくようにしましょう。